Max です。昨年の7月20日は私の転職第1日目でした。あるお客様
でシステムダウンがありました。初日より夜中の1:30まで働きま
した。このお客様と3月末までごたごたするとはそのときは知るすべ
もありませんでした。
このプロジェクトのプロジェクトマネジャー(PM)が7月29日辞める
こととなりました。私はカスタマーサービス部の長として入社したの
ですがPMを兼務することとなりました。
あるインフラの設置工事(installation)をしてお客様から検収
(acceptance)を戴かなくてはいけないのですが、8月31日で30件
の残問題がありました。12月20日前までに12件に減っていまし
た。ここで検収を戴きましたが、今年の1月6日入っても6件残って
いました。
本来は1年前に全て改修され検収をもらっていなければならないので
すが、弊社並びにSI(System Integrator)における人の退職や異動で
当初からそしてその途中もめちゃくちゃなプロジェクトでした。
それを引き継ぐということは全く予想外でありました。
3月31日は、このお客様に残問題をゼロにして絶対に収めなければ
ならない締め切り(due date)でした。
外資系はどの企業も同じですが日本人の期待ほど本社の開発部門は動
いてくれません。外資系は華やかで良いと言われますが日本人スタッ
フは大変苦労します。日本の顧客との間に入りその差を埋める必要が
あるからです。
以下は本社(海外)との電話でのやりとりです。
Max プログラムの改修日(date to fix)を31日でコミットして下
さい!
開発 コミットはできない。問題を再現(reproduce a problem)させ
るまではコミットできない。
Max コミットでなくて良い。あなたの推測で良いから日を出して欲
しい。(でもこの推測が当たらず日本の顧客に謝ってばかりで
す。)
お客様からはSI (System Integrator)を通じて毎日のように電話やメ
ールが舞い込みました。ほとんど毎日進展はなく、3月29日、30
日と時間だけが過ぎて行きました。
30日の夜本社に電話をしました。ディレクター、マネージャー、テ
ストエンジニアそして開発エンジニアと電話をしました。
エンジニアに電話をすることは禁じられているのは知っていましたが
明日(31日)が最後の日です。
まだ2つも問題が残っているのです。1つは、31日にテストをする
ことになっていましたが、商用機でないとテストできないもので90
%は大丈夫であろうという期待しかありません。
時計は31日に突入しました。今まで何度となく開発に裏切られ正直
もう1つは直ってこないであろうと思っていました。後は営業的に謝
罪し接待するくらいしか思い浮かびません。
なんと0:30にプログラムが送付されてきました。朝の3:30に
はエンジニアからテストに成功したと報告がありました。2つ目の問
題が直りました。
31日は、予めうまく行ったときのスケジュールが組んでありました
のでそのスケジュールに沿ってテストを行いました。2つのテストも
お客様のサイトで合格し私が8ヶ月苦しんできた問題が全て片付きま
した。
最後の2つの問題は2つとも失敗していてもおかしくないほどの状況
でした。努力したからできたというよりも神の力、奇跡、運、偶然に
支配されていました。さかのぼってみると・・・・
25日(金)にお客様に突然呼ばれ大阪まで謝罪に行きました。月曜
日の9:30までに確実にできる解決案を示せと依頼がありました。
(もう土日しか時間がない!)金曜日にお客様のビルからメールを開
発(海外)に打ち上司を通じてプッシュもしました。
26日(土)になっても2つ目の問題は直っていません。日本ではエ
ンジニアに休日出勤してもらい1つ目の問題のテストを行いました。
土日に日本のベンダーと連絡がとれ1つ目の問題はなんとかいけそう
だと報告がありました。
その報告をもとにレポートを土日に仕上げ日曜日の夜大阪に向かいま
した。28日(月)お客様に4月6日に改修できるというスケジュー
ル案を提示したところ「話にならない。31日に直せ。」との返事。
2つ目の問題は進捗が思わしくなくSIも22日からお客様に状況報告
をしていませんでした。29日には本当のことを言うしかありません。
お客様とSIと私で電話会議を行いました。
お客 31日までに直せ!
Max 最大限の努力をさせて戴きます。
お客 もうやるしかないだろう。やると言え!
Max コミットはできませんが開発に対して31日までに直すよう依
頼をかけております。
お客 31日までに直しますと言える人を出せ!
Max 私が技術の責任者です。日本には31日までに直せるとコミッ
トできる人はおりません。
こんなやりとりが30分くらい続きました。30日の朝やはり直って
いません。もう完全に諦めムードでした。こんな状態でしたから31
日の早朝に改修ソフトが出てきたときは嬉しかったですね。
私は、本当に繊細な人間でしたが、35歳くらいから結構神経も図太
くなりました。でも辛いときに、「癒して欲しい。」と言えないし、
「こんな自分を助けて」とも言えないし、ぐちも言えない人間なんで
す。
よっぽどのことがない限り1日で気分を変え会社に行くことができま
す。でも本当は癒されたいのです。私の場合、励まされることやアク
ションのアドバイスがあると元気がでます。プラス思考のアドバイス
が一番私を癒してくれます。
Yumiからもらったメールは嬉しいことの1つでした。
「経験はあっても失敗はない。」
と言う考え方です。今起こっていることをどう捕らえるかによって
180度見方が変わってくるのです。
今Maxとその方との関係はMaxにとって本当につらい体験だと推察で
きますが振り返ったときにあの人との関係があったから今の一回り
大きくなった自分がいるんだと思える日が来ると思います!!
これには超元気がでました。妻からは一度として「大変ね。」と言わ
れたことはなく必ずあるアクションを示されます。変化をつけなけれ
ば問題解決はありえないと思っているようです。あるときはこういう
アドバイスでした。
その人とぎくしゃくしているのはわかるけれど、その会社はお客様
でしょ。その会社に対してはありがたいという気持ちをもたないと
駄目!
あるときは、
先祖に感謝していないでしょ!ありがたいと思っていると先祖って
助けてくれる。いつもと違う道を通って見たもの聞いたこと、隣に
居合わせた人(達)からの聞こえてくる会話にその答えがある。
どうも先祖に感謝すると回りの変化として解決のヒントが見つかると
いうことを言いたいようだ。これが正しいのかどうかはわからないが
その日はいつもとは違うホテルに泊まりました。
次の朝ホテルの受付の女性が満面の笑みを浮かべ挨拶をし楽しそうに
仕事をしていました。妻から言わせるとこれが自然らしいのです。先
祖が
・仕事は楽しくするもの
・人には笑顔を見せる
ことを教えてくれたという論理です。また大阪出張の帰りに私の隣に
男性2人が座り会話をしていました。
「あの人は人に気を遣う人ですか?」
「どういう意味ですか?」
「たとえば雨が降っていて傘に入れてあげたとする。次の朝に会っ
たら『昨日は傘に入れて下さり本当にありがとうございました。』
と言える人かね?」
つまり
・人への気遣いが大切である
ことを先祖が教えてくれたということ。でも確かに今の自分に足りな
いことを教えられた気がします。まんざらうそでもないと思いいます。
Kaori も積極的な人間ですので私の周りには3人のパワフルな女性が
いるということになります。やはり積極的な人に囲まれていると元気
がでますね。感謝感謝です。