原書リーディングコンサルタントのマックス石田です。
昨日は、結婚記念日でした。Yumi会社設立おめでとう。私も後を追う
からね。
その日池尻大橋でミーティングでした。そのまま直帰して妻と夕食を
共にしました。
銀婚式ですから25年も一緒に過ごしたことになります。恒例の花束
をどこで購入しようか迷っておりました。
町田には良い花屋さんがありません。そう思って池尻大橋駅に向かっ
て歩いていると花屋さんがありました。
オレンジでコーディネートしてもらいました。妻もオレンジ系が好き
で大変喜んでもらいました。
その後近所のしゃれたレストランに行き2時間ほど過ごしました。
どん底まで落ちた夫婦には3つの選択しかありません。
1)お互いに自分を変えることなく同じ生活を継続する。
2)離婚をして生活をリセットする。
3)お互いが自分を変えることで再生する。
私たちが選択したのは3でした。
25年の夫婦生活は3つのフェーズに分けることができます。
【フェーズ1】: 愛情ゼロまでの10年
幸せな新婚の1年目、子供が誕生し親としての有意義の生活。一方子
供中心の生活になり、夫婦としてのコミュニケーションの欠如、思い
やりの欠如が10年の年月をかけて愛情ゼロという最悪の事態を生み
出します。また、人間的な未熟さから1ヶ月に1度妻と喧嘩をしてい
ました。1週間に1度子供をしかっていました。自分が正しく相手が
悪いという思考、自分を正当化するために感情を使っていました。相
手を理解するプロセスの欠如、気遣いの欠如。相手への感謝の欠如。
相手の悪いところだけを責める自分。自分の利益を優先させるプロセ
ス。今から分析すると未熟な自分が良く見えます。
【フェーズ2】: 自己改善の2年
共通の知人の紹介である人と出会う。その人の影響でつまり夫婦そろ
って自己改善に乗り出すことができた。
感情の使い方を変えるのはなかなかできないので「形」から入ること
を教えられた。私の場合、バスに乗ると妻、両親、子供たちに感謝す
る習慣をつけた。心の中で感謝するつまり話しかけるのである。
当然最初は心の底から感謝はできない。つまり「形」だけだ。「心」
が伴っていない。しかし、これを毎日繰り返して行くと涙が出てくる
ほど感謝している自分に気づく。(今だから分かる。意識的にしてい
ると、潜在意識、超意識が反応するようになるのである。)
感情の使い方もトレーニングなのだ。くせをつけるとできるようにな
る。1回セミナーに出て納得したぐらいでは変わらない。毎日繰り返
し小さな努力をすることしかない。
父を憎んでいた私は、こうして「形」から「ありがとう」を繰り返し
た。そして当時海外出張が頻繁にあったのでその度に父に手紙を書い
た。手紙にも「ありがとう」たくさん書いた。全てが「形」からだ。
(今だから分かる。チャルディーニの「影響力の武器」の自分へのコ
ミットメントなのだ。コミットするとそのように自分が動いてしまう
のだ。)
詩を書くことも勧められた。詩は綺麗な心を持たないと書けない。感
動しないからだ。国語力のない私でさえ(現国2、古典2)訓練する
とそれなりに書けるようになった。
「父」 平成9年8月20日作
父の見守る 優しい目
補助輪とれて 得意げに
家の廻りを 何回も
ぐるぐる周る 自転車よ
短パン姿 暑き夏
汗が滴(したた)る 顔と胸
小枝を削り 飛行機を
息子のためと ノミ踊る
ミットの匂い 新しく
大きい父の 投げる球
大弧を描き 僕の胸
幼い記憶 まだそこに
このように詩を書いては、母に送付しました。母より父が喜んでくれ
ている様子が知らされた。
このように感情のトレーニング(「形」から入る)をしていると「心」
が後からついてくるのである。
妻に対しても「ありがとう」「助かるよ」「嬉しいよ」は連発した。
全て「形」からだ。妻がテレビを見ていると必ず肩をもんであげた。
腰ももんであげた。
「もういいよ!」って言われてももっともんであげた。そうすると、
今度は妻が私のことをもんでくれるようになった。
フェーズ2に入ってから今日までの15年間私は妻と喧嘩をしていな
い。子供に対しても感情的にしかることは1回もしていない。
当時長男は小学1年生だった。弱い友達を良く泣かせた。弱い子供に
ズボンの上からおしっこするように命令した。当然その子のズボンは
びしょびしょだ。その子の両親の家に謝りに行った。
授業はうるさい。そんな長男を担任は嫌った。それから私たち夫婦は
先生と交換日記をした。
長男の良いところを日記に書いた。今まで長男の悪いところしか見て
こなかった。こうして努力をしていると先生が変わって来た。子供は
一向に変わらないのだが。
ここで2つの奇跡が起きた。3、4年生の担任は長男を超かわいがっ
てくれた。同様に5、6年生の担任もである。親が子供を見る目を変
えると、子供を認めてくれる先生に出会うのである。不思議不思議。
父に対して感謝の念を持てるようになると、上司が私のことを認めだ
してくれた。働いてから十数年間一度も上司から認められたことがな
かった自分がである。不思議不思議。
【フェーズ3】: 幸せな夫婦生活13年
感情の使い方のトレーニングをすると感謝ができるようになった。前
回の編集後記で幸福度100%と書いたのはその意味だったのです。
Yumi(会社設立おめでとう!)が4月14日に書いた編集後記の中で
>「宇宙を貫く幸せの法則」冒頭に記載されているのが以下の文章で
>す。
>「ありがとう」の五文字には不思議な力が秘められています。
>「ここに、どのような時も「ありがとう、ありがとう」と繰り返し
>繰り返し唱えている人がいるとします。….精神も豊かになり、人
>間関係も円滑になってきます。
>そして、「ありがとう」の数がある一定の数を超えた場合、奇跡と
>しか言いようのない現象となって、その人に降り注ぎます。
私が証人です。これは本当ですよ。3~6年生の担任が長男を溺愛し
たこと、私が上司に認められるようになったことは説明しましたね。
まだあります。当時私はマネジャーからシニアマネジャーに昇進して
いたのですが、シンガポールがわれわれサービス部門の上位組織にな
りました。日本ではシニアマネジャーですが、シンガポール直下の組
織では私はシニアエンジニアになってしまったのです。
さらにシンガポールは、日本のサービス部門の長を探すというのです。
「私はどうなるの?」「長い間日本の組織に貢献してきた私はどうな
るの?」
私の上司が私のために反対してくれました。また、アジアパシフィッ
クの社長が日本に来たときに、私の部下の女性が社長に向かい「Max
を日本のサービス部門長にすべきである。」と直訴してくれたのです。
そして社長はまわりにいる私の部下一人一人の顔色を伺っていました。
そして皆が私が部門長になることを賛成してくれていることを悟ると
証拠にナプキンにその旨書いてくれたのでした。
当時私はまだ、「人に嫌われる」というアイデンティティを強く持っ
ていましたし人を避けることをずっとしてきましたからこのようなこ
とが不思議でした。
でもこうした数々の不思議は「ありがとう」のトレーニングをしてか
ら発生しているのです。
まとめ:感情の使い方もトレーニングが必要だということです。バス
ケット部に入ると何度もドリブルの練習をします。卓球部に入ると、
ショートやつっつきを何度も練習します。
こうして体が自然に覚えて行きます。感情の使い方も同様です。「感
謝」を「形」から行うトレーニングをしていると本当に「心」から感
謝ができるようになります。
でもこれは「感謝」だけではありません。「自信」も同様です。
皆さん、感情トレーニングしませんか?